こんにちは!
みっちーです!
今回ご紹介するスティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』は全世界で4,000万部以上、国内でも240万部以上と、自分を変えたいと考える多くの人に読まれています。
そんな歴史的ビジネス名書『7つの習慣』を誰でも分かりやすく、また読む時間がない人にも向けて理解できるように解説致します。
7つの習慣を学ぶにあたり
人は誰でも大小、何かしらの壁にぶつかります。
思っていた人生と違う。。。
どうしたら今の状況を変えることができるだろう。。。
もっと生活を、人生をより良くできるのではないか。。。
そんなことを考えますよね。
悩みを抱えず生活している人なんていませんよね。
でも充実している人がいるのも事実。
あなたも本当の成功や幸せを手に入れるために、これから7つの習慣を学んでいきましょう!
その前段階として、まず2つの考え方を身につけましょう!
パラダイムシフトでうまくいく
あなたを本当の意味で成功に導いていくのは、あなた自身の「人格」です。
7つの習慣とはこの人格を磨くための方法のこと。
この7つの習慣を理解するうえで必要な1つ目は「パラダイムシフト」です。
パラダイムとは「ものの見方」という意味です。
私たちは一人一人違った環境で生まれ育ち、違った経験を通し、それぞれの意識や価値観を持つようになっていきますよね。すると、ものの見方も独自のものになっていきます。
例えば、AさんとBさんが散歩をしていたとき、犬とすれ違ったとします。
小さい頃から実家で家を飼っていた経験があるAさんはその犬を見て「かわいい!」と感じました。
一方、Bさんは子供の頃に犬に追いかけられた経験がある為、その犬をみた時「怖い。。」と素通りしてしまいました。
同じものを見ても、過去の経験によってその人のとらえ方は真逆になります。
これがパラダイムです。
私たちは「ものの見方」を元に「行動」し「結果」を得ます。
もし今あなたが、何かうまくいかないな。。と感じているならばそれはパラダイムを変える必要があるのかもしれません。
そして、この「ものの見方」を変えることを「パラダイムシフト」と言います。
私たちが自分の人生を通して無意識に作ってきた「ものの見方」はときとしてゆがんだものになっていることもあります。
それを変えることで結果が大きく変化してくるんですね。
インサイド・アウトで自分から変わる
2つ目に必要な考えは「インサイド・アウト」です。
「インサイド」は自分の内側を、「アウト」はまわりの環境や相手を意味します。
「インサイド・アウト」とは『自分の中でパラダイムシフトを起こして、環境や相手に影響を与えていく』ということです。
まわりの環境や相手を変えることはできません。
しかし、自分が変わることによって、環境や相手に影響を与えることはできるんですね!
以上が2つの大事な考え方です。
これをもとに自分を変える7つの習慣を一つずつ学んでいきましょう!
第1の習慣:主体的である
「反応的」と「主体的」行動
私たちの行動には「反応的行動」と「主体的行動」があります。
「反応的行動」とは、何かまわりからの刺激によって無意識に行動することです。
例えば、親から「勉強しなさい」と言われて「分かってるって!」と反抗するように即答える時、これは無意識にその言葉が出ています。お互い良い気がしないですね。
一方の「主体的行動」とはまわりからの刺激に対し、一時停止し考えてから行動することです。
「勉強しなさい」と言われても一旦考えてから「いつかやらなきゃいけないなら今やろうかな」と反応したらどうでしょうか。
お互い悪い気持ちにはならないばかりか、自分でその瞬間をコントロールしています。
このように、一時停止して考えることによって、「どういう行動をすれば良いか」を踏まえて行動することができるんですね。
「影響の輪」を意識する
自分の力で変えられること・変えられないこと
主体的であるためのもう一つの方法を紹介します。
これまで「自分の行動は自分で選ぶことができる」ということをお伝えしてきました。
しかし、ものごとには自分の力では変えられないものもあります。
それは、主体的でない人ほど、変えられないものに時間とエネルギーを使ってしまっていることが多いです。
自分の力で変えられることと変えられないことを理解する上では「関心の輪」と「影響の輪」を知ることで理解を深めることができます。
自分が関心を持っていることは「関心の輪」の中に入ります。
そしてこの関心事の中には、自分が影響を与えることができること、つまり自分の力で変えられることがあり、これを「影響の輪」と言います。
この図のように、影響の輪の外側にあるものは、どんなに時間やエネルギーを使っても良い状況には変わらないんですね。
あなたも、自分の関心事が影響の輪の内側にあるのか、外側の中にあるのかを考えてみてください。
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
ゴールから逆算する
自分の人生において、自信を持って選び、満足できる生活を送るには、まず「どういう人生にしたいのか」「どんな自分になりたいのか」というゴール、つまり人生の「終わり」を思い浮かべることが大切です。
「終わり」が思い描けていれば、目の前にいくつもの選択、迷いが現れた時も、自信を持ってそのうちの1つの道を選ぶことができるようになります。
まわりの意見に流されそうになったり、思いがけないできごとに直面しても、落ち着いて自分を取り戻すことができます。それはゴールに向かって自分で自分の人生をコントロールすることができる、ともいえますね。
先にゴールを決めて、そこから逆に道をたどれば「今、何をするべきか」が分かるようになるんですね。
ブレない原則を持つ
私たちは日々の生活において、家族の中での自分、会社組織の中の自分、友達の中の自分というような、さまざまな顔を持って過ごしていますよね。
それぞれに自分に与えられた役割があり、もちろんやることがあります。
そしてそれぞれにゴールがある場合、何をすれば良いのか、どれを選択すれば良いのか見失いそうになり、まわりに流されてしまう。
あなたもそんな経験があるかもしれません。
そんな事態に直面しても自分の選択を支えてくれるのが自分の原則です。
「原則」とはあなたの大事にしている考えや価値観です。
「家族を幸せにする」「社会に貢献する」「人生を楽しむ」
さまざま「原則」があるかと思いますが、その原則をブレずに持ち続けることができれば、あなたが何か難しい選択に直面した時も、自信を持って選択することができるはずです。
第3の習慣:最優先事項を優先する
日々の生活でも、仕事でも「やるべきことが多すぎて、どうして良いか分からない」と感じていませんか。
スケジュール帳やTo Doリストなどを活用し、やるべきことを管理しているかもしれません。
ただ、それだけでは第2の習慣で紹介した「なりたい自分」「人生のゴール」という視点が抜けてしまいます。
時間に追われているうちに、大切なことを見失ってしまうんですね。
そこで第3の習慣では、自分にとって大切なこと、つまり「最優先事項」を優先する習慣を身につけていきましょう!
4つの領域に分けて考える
最優先事項を優先するために、まず見極めなければならないのが「自分にとっていちばん大切なことは何か」ということです。これには行動を4つの領域に分ける方法が役に立ちます。
4つの領域とは下記の図です。
第1領域:緊急であり重要なこと
これは急ぎの用事であり、やらなければまずいことにある重要性もあるため、迷わずに取り掛かることができます。
きっとあなたも第1領域のことにはほぼ自動的に反応し、行動していると思います。
第2領域:緊急ではないが重要なこと
「なりたい自分」や「人生のゴール」を実現するための勉強などは「いますぐやらなきゃ!」と追い立てられることではないかもしれません。しかしとても重要なことですよね。時間をかけて深めていきたい人間関係や体力づくり、力を回復させるための休息などもここに入ります。
すぐに結果が出るものではありませんが、あなたの将来をより良いものにしてくれます。
第3領域:緊急であるが重要ではないこと
自分の用事よりも誰かに頼まれたり、急に誘われたりした用事が入ります。
「いますぐ」を求められますが、人生のゴールを意識した時、実はそれほど重要ではありません。
第4領域:緊急でも重要でもないこと
だらだらと見続けてしまうテレビや、スマホのゲームなどが入ります。
いますぐやる必要もないし、やったところで「なりたい自分」や「人生のゴール」に近づけるわけではありません。
あなたも自分のやるべきこと・やりたいことを書き出して、4つの領域に分類してみてください。
そして自分にとっていちばん大切なことはどの領域に入っているかを考えてみてくださいね。
第2領域を大切にする
いちばん大切なことがどの領域に入っているか分かりましたか?
第2領域ですね!!
「なりたい自分」「人生のゴール」に近づくために必要なことは、この第2領域に入っているのです。
きっと忙しいあなたも、急ぎの用事に追われているうちに、第2領域を後回しにしてしまっているかもしれません。
しかし、それではいつまでもゴールには近づけないのです。
あなたにとって本当の成功を手に入れるためには、できるだけたくさんの「いま」を、第2領域に使って頂きたいのです。
第2領域の時間を増やすために
この時間を増やすためには、ほかの領域に使っている時間を第2領域にまわす、というシンプルなことです。
しかし、これがなかなかできないですよね。
そのための方法をご紹介しましょう!
勇気をもってNo!と言おう
第1の習慣でやりましたように主体的な行動ができていれば、あなたは自分の行動を選択することができるはずです。
もし、それが本当に必要でない、引き受けるべきではないと思うのならば、断ることも必要です。
「頼まれたから。。。」
忙しいあなたはきっといろんな方から信頼されて、何かを依頼されることが多いでしょう。
しかし、断る勇気を持つことがあなたを人生のゴールに導くことにもなるのです。
言っておきますと、断られた相手は断られたことを対して気にはしていません。
それで何かが崩れてしまうことは無いでしょう。
※もし時間が取れない、断れない、という方は下記記事もご参照ください。
「人の力を借りる」という選択
もう一つの方法は、「人の力を借りる」ということです。
あなたがやることに価値がある場合はやった方が良いですが、あなたである必要がないこと、あるいは、他の人の方が良い結果を生むものもあります。
そんな時は「人の力を借りた方が良い」と考えましょう!
第4の習慣:Win-Winを考える
私たちは知らず知らずのうちに社会の中で、「勝ち・負け」で考えてしまうものです。
勝ち・負けだけではない人間関係
人間関係は6つの形があります。
- Win-Lose: 自分が勝ち相手が負ける
- Lose-Win: 相手が勝ち自分が負ける
- Win-Win: 自分も相手も勝つ
- Lose-Lose:自分も相手も負ける
- Win: :自分の勝ちだけ考える
- Win-Win or NoDeal:Win-Winに至らなければ取引きしない
「Win-Win」を叶える条件
どちらかが負けたり、何かを失ったりしなくても、お互いが幸せになれる方法はあるのです。
それを目指していきましょう!
そして、それを叶えるために必要なことは「思いやり」「勇気」「豊かさマインド」です。
相手のWinを叶えるためには、相手を思いやる気持ちが必要です。
自分のWinを叶えるためには、自分の気持ちや信念をハッキリ伝える勇気が必要です。
そして、「すべての人が幸せになれる」と心から信じる「豊かさマインド」という気持ちです。
もし、ベストを尽くしてもWin-Winがうまくいかない時は、「Win-Win or No Deal」を選びましょう!
これは「Win-Winが難しい時は、結論を見送る」という考え方です。
無理して結論づけずに、取引きを見送ることでお互いの関係を良好に保つことができます。
(その際はあらかじめ先に見送ることもあることを伝えておきましょう)
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
分かり合えてると思っていたのに、実はそうではなかった。。。
あなたもそんな経験があるかもしれません。
人はそれぞれ違ったものの見方を持っています。
それを理解しないと分かり合えることはないんですね。
相手の見方を理解するためには「聞き上手」になることが大切です。
共感しながら相手の話を聴く
話を聴く姿勢には下図のように5つのレベルがあると言われます。
①〜③は相手の話を無視して聴かない、聴いているフリをしている、部分的に聴いているが自分の話のことを考えている、というものです。
④は集中して話を聴く、というもので多くの場合がこのケースだと思います。
さらにその上をいくのが⑤の「相手に共感しながら聴く」というもので、相手の立場、気持ちになって考えながら話を理解することです。
4つのステップで相手の心を開く
共感しながら相手の話を聴くための4つのステップがあります。
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聞き上手になるためには、このように純粋に相手の心に耳をすますことが大切です。
きっとあなたに心を開いてくれるでしょう!
そして自分を理解してもらう
相手を理解したら、次は自分を理解してもらいましょう!
重要なのはこの順番です。
①相手を理解する
②自分を理解してもらう
なぜこの順番が重要かというと、人が「理解したい」と思うのは信頼できる人だけだからです。
4つのステップで相手を理解できていれば相手はあなたを信頼してくれているはずです。
それでは最後に自分のことを伝えるコツをお伝えします。
それは「相手が理解しやすい言葉を選び、自分がどうしたいのか・どうなりたいのか」を明確に伝えることです。
「何を」「いつまでに」「どれくらい」というように伝えるのが良いでしょう!
第6の習慣:シナジーを創り出す
相手と意見が違う時こそ、新しい答え、つまりシナジー(相乗効果)を探すことが大切です。
意見が違う時は無理して二人の意見のどこかに答えを探すのではなく、どちらの意見にもなかった新しいところに「第3の案」を見つけ出していきます。
こうして予想もしていなかった成果を出すことができるんですね。
これをシナジー効果と言います。
もしうまくいかない時は、シナジーを邪魔している「抑止力」を取り除きましょう!
例えば、「話にくい雰囲気」「ライバル意識」「価値観の違い」などがあげられます。
このようなコミュニケーションの邪魔をしているものが何なのかを突き止めましょう。
第7の習慣:刃を研ぐ
第1〜6までの習慣を身につけることができたら、さらに自分をレベルアップさせていきましょう!
できるだけ効率よく、大きな成果をあげたいのならば、自分を磨き上げ、刃のように切れ味をよくしておくことが大切です。
人を形づくる4つの要素
私たちは「からだ」「心」「知性」「人間関係」の4つの要素で形づくられています。
ですから、この4つを普段からバランスよく磨き上げていきましょう!
①からだを磨く
からだに良いものを食べ、きちんと休みをとり、定期的に運動すること。
②心をみがく
音楽を聴いたり、自然の中でゆっくりしたり、自分が心の奥からホッとできる時間をつくる。
心をしずめて自分らしさを取り戻す。
③知性をみがく
本を読んだり、自分の考えや体験などを文章にする習慣などを身につける。
大切なことは、世の中にあるさまざまな考え方を知り、知識を増やして、自分の考え方を客観的にとらえ直すこと。
④人間関係をみがく
まわりの人と上手に付き合えるようになる、ということ。
未来の自分に投資する
多くの人が結果ばかりにとらわれて「早く結果を出したい!」と焦るあまり、自分の能力をみがくことを後回しにしてしまっています。
ですので、緊急ではないけど重要な、第2の領域に時間とエネルギーを注ぐことが大切です。
自分の能力という「資産」に、時間やエネルギーを「投資」する、この考え方を意識し、習慣化していきましょう!
おわりに
第7の習慣をすべて学び終えましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事を最後まで読んでいただいたあなたは、7つの習慣が、本当の成功を手に入れる助けになるということを、よく理解していただけたのではないでしょうか。
その上でもっと大切なことがあります。
それは、もしもあなたが7つの習慣を本当に自分のものにしたいと思うのならば、実際に実践してみることが必要不可欠です。
最後にコヴィー氏が言っている言葉でおわりにしたいと思います。
一歩ずつ進んでいけば、結果は必ずついてくる。
本当の成長の喜びを実感できるようになる。
そしていつかかならず、矛盾のない効果的な生き方という最高の果実を味わえるのである。
それでは今回はこのあたりで!
ありがとうございました!!
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