「時間がない」生活からの脱出！〜エッセンシャル思考の実践〜

こんにちは！

みっちーです！

さて早速ですが、あなたの生活で当てはまる事がありますか？

一つでも当てはまる事があるならば、ぜひこの記事を最後まで読んでください😄

きっとあなたの生活が劇的に変わる解決策が見つかります。

それがエッセンシャル思考です。

今回参考にさせて頂いた文献は、2014年出版のグレッグ・マキューン著『エッセンシャル思考〜最小の時間で成果を最大にする』です。

エッセンシャル思考とは？

今回一緒に学んでいくのはエッセンシャル思考という考え方とその行動実践です。

ひとことで言いますと、エッセンシャル思考とは

「無駄なことを排除し、必要不可欠なことだけに集中することで、豊かな生活を手に入れる」

という考え方です。

最初のチェックで当てはまった人は、毎日仕事も、プライベートも、いろんなことを考え、行動し生活している頑張り屋さんだと思います。

一方、頑張っているのに仕事の成果が上がらない、新しくチャレンジしてみたい事があるのにそれを始める時間がない、毎日多忙で体が疲れている、または休みは寝て終わってしまう…など、どこか生活に豊かさや充実を感じていない人であるかもしれません。

商業デザイン界の巨匠と呼ばれるディーター・ラムスはこんな名言を残しています。

「より少なく、しかしより良く」

エッセンシャル思考の本質はこの考えであると言えます。

言い換えると、シンプルにベストを生み出すとも言えるのではないかと思います。

日々仕事を頑張っているあなた、予定外のスケジュールや依頼があり、本来やるべきことができずに一日終わってしまった、という経験ありませんか。

このエッセンシャル思考を身につけることで、やるべき事だけに集中することができるようになっていきます。

そしてきっとその先には、仕事の評価も上がり、チャレンジしたいことが始められ、生活が彩りに満ち溢れていきますよ！

それでは今からは、なぜ時間がない状態に陥ってしまうのかの原因について、そしてその状態から脱出し、時間を自分でコントロールできるようになる方法について解説していきます。

多忙の問題

時間がない多忙な状態はなぜ陥ってしまうのでしょうか？

この原因を知ることは、エッセンシャル思考の実践をしていく上でとても大事です。

みていきましょう！

成功のパラドクス

時間がなく、やりたい事ができず全てが中途半端になってしまう人は、実は仕事ができる人に多いんです。

意外ですよね！うまくテキパキさばいていそうなのに。

ではなぜ、仕事ができる人ほど、この状態におちいりやすいのでしょうか。

それは「成功のパラドクス」で説明できます。

できる人には当然仕事がいきますよね。そして依頼が殺到、しかし断れないのでたまるばかり。。。でもこなそうとやり切るけど結果は中途半端に。。

こういうことって普通にありますよね。

もしかしたらあなたもそんな経験があるかもしれません。

パレートの法則

または「８：２の法則」や「８０：２０の法則」などと言われることもあります。

ビジネスにおいて結果と原因の関係は８：２になっているという考え方ですね。

８割の成果を出すには２割の努力が使われると言われます。

逆に言えば、２割の努力で８割の成果が出るんです。

仕事では全てで１００点はいりません。

最も大事な仕事で１００点を出せれば、他の仕事は８０点で良いんですよね。

もしあなたが、全ての仕事で１００点を取ろうと思っていたのならば、それは時間と労力がいくらあっても足りません。

残りの２０点を取るためにあなたの労力を８割も投入するのはもったいないです。

もしかしたらこの状態に陥っているかもしれません。

トレードオフ

トレードオフとはとても大事なことです。

これは

「何かを手に入れるには、何かを手放す」

ということです。

私たちは全部を手にすることはできません。

しかし、時間がない人は全部を手に入れようとして、また全部の仕事を受け、それをこなそうとして時間がなくなってしまうんですね。

この手放す、引き受けない、やらない、という事ができない人は時間が足りないですよね。

多忙な生活からの脱出

以上のような状態に陥り、時間が足りない毎日を送っているあなたに向けて、その生活から脱出する３つのポイントについてご紹介します。

見極める

世の中のほとんどはノイズだと言われます。

つまり、本当に必要ではないということです。

もちろん、あるに越したことはないけど、必要不可欠なものではないということです。

実際の私たちの生活や仕事はいかがでしょうか。

何枚にもわたる週間報告書、会議で使用するパワーポイントや資料、緊急の用事でもない電話、会う必要のない面談、たいして行きたくもない飲み会。。。あげればキリがないですよね。

これから私たちは、自分にとって必要不可欠なことだけを実践していく、その時間の確保をしていくのですから、本当に必要なのかどうか、それを明確に見極めなければなりません。

そこで「『見極める』ためにやるべき３つのこと」をご紹介しましょう！

ひとりの時間をつくる

見極めるとは、数々の選択を正しいタイミングで、正しく判断するということです。

周りから常に話しかけられる、電話やメールが来る（気になる）といったような環境では集中して考えられず、正しい判断はできません。

１日少しの時間でも良いので、誰にも話しかけられない、スマホを近くに置かない環境を作ってみましょう！

例えば、朝の出勤までの時間、午前中の少しの時間、夜寝る前の時間、一日２０分でもスマホを遠ざけ、誰からも話しかけられない環境づくりをしてみましょう！！

睡眠を確保する

世の中の有名なCEO、アーティスト、アスリートなどで充分な睡眠時間を確保していない人は誰もいないと言えるでしょう！

仕事ができる人ほど、睡眠の大切さを知っており、時間を確保しています。

８時間以上とっている人が多いようです。

最大の資産は「自分」だと言われます。

しっかりと睡眠が取れており、頭がスッキリしているからこそ、正しいタイミングで正しい判断ができるんですね！

海外ではこんな言葉があります。

「目の前のチャンスを蹴ってでも、昼寝をせよ」

厳密な選抜

毎日の生活の中ではいろいろな仕事の依頼やお誘いがあります。

それを必要不可欠かどうか判断し見極め選抜しなければなりません。

そのうえで大事な考えは

「絶対イエス」以外はノー

であるということです。

この「絶対イエス」を点数に置き換えて考えると基準が設けやすいですね！

そこで「９０点ルール」を設けましょう！！

９０点以上の依頼は必要不可欠、それ以下の点数は不要、ノーです！

厳しい！って思うかもですが、本当に必要なものを見極めるためには、厳格な基準が必要です。

だいたいの仕事の依頼やお誘いは、７０点前後のものが多いでしょう。

ではどのようにして点数をつけたら良いの？

って疑問が湧いてきますよね。

そこでまずは依頼された仕事を紙に書きましょう。

そして２つのことを考えます。

①「最低限のライン」

・メリット：受けるに足るメリットがあるか

・環境：それをやれる環境があるのか

・時間：それをやれる時間があるか

②理想の条件

それを自分が引き受けるための条件を決めておきましょう

この２つを踏まえ、点数を設定していくのです。

上記を踏まえ、本当に必要かどうか見極めていきましょう！！

捨てる

これは９０点以下で必要ないと見極めることができたならば、次は「捨てる」です。

これがなかなか難しいです。

実際に断るわけですから。

そこで、「捨てる」ために意識することは２つです。

目標の明確化

目標が明確でなければ、迷いが生じ、捨てることが難しくなります。

自分が仕事やプライベートにおいての目標を「かなり明確」ではなく「完全に明確」になるまでしっかりと考えましょう！

明確な目標に関しては、下記の一覧の通りになります。

刺激的であり、具体的であることが、本質的で明確な目標となります。

勇気ある拒否

誰でも何かを断る時は勇気がいるものです。

なぜならば、人は誰しも「嫌われたくない」という心があるからです。

しかし、実際はあなたが思っていることとは違うんですね！

あなたが向かい合っているのは上のイラストのようなトラではなく、ネコだったりします笑

以下の５つのポイントを知っておくだけで気分がスッキリすると思います。

拒否の判断とあなたとの関係性はイコールではない

相手に嫌われたくないな、関係を壊したくないな、気まずい雰囲気になりそう。。。

そう考えてしまうかもしれません。

しかし、拒否をしたとしても、相手はあなたが考えている以上に気にしていません。

この「判断」と「相手とあなたの関係性」は切り離して考える必要があるということですね！

トレードオフに目を向ける

前述したように全部を手に入れることはできません。

よくこのような例題が出てきます。

以下の４つの中で２つしか選べない（３つ以上選ぶと全て失う）とするとどれを選びますか？

○健康

○家族

○仕事

○友人

えー！全部大事！！って思いますよね。

でもより豊かな人生を送るためには、何かを手放さなければなりません。

必要不可欠なもののための拒否であれば覚悟も決まるものです。

誰もが何かを売り込んでいる

誰かが話を依頼してくるのは「あなたのことを思って」ではありません。

必ず、その依頼主、もしくはその背景に誰かメリットを得る人がいます。

例えば「ゴルフのコンペでない？」って誘われたとします。

それはあなたとゴルフを楽しみたいのではなく、誘い主がコンペの人数集めをするよう誰かに言われている、といったようにです。

誘いはあなたの為を思ってではなく、何かを売り込んでいるケースが多くあります。

曖昧なイエスは迷惑

「ちょっと考えておきますね」と言って返答を先延ばしにした経験はありませんか？

拒否をする場合、少し考える時間を設けてから、すみやかに返答する方が良いです！

なぜならば、あなたに断られたその依頼やお誘いは、必ず他の誰かに行くからです。

それならば、相手も次の人を探せるようにすみやかに返答する方が良いですよね！

好印象より敬意

本当は嫌な依頼やお誘いをその場で受け入れることは、その場では好印象を与えるでしょう。

しかしそれは一時的なものです。

最悪の場合、その人に使われてしまうかも。

逆に断るということは、言い方をかえれば「自分を安売りしない」ことにもなります。

自信があるんだ、というような印象を与えることもでき、逆に敬意につながることもあるんですね。

いかがでしょうか。

なんとなく「拒否する」「断る」ということを、「悪いこと」のように考えていませんでしたか？

実は全く、そんなことはなくて、自分が「相手に悪いな」って感じてしまってるだけのこともあります。

何かを断るとき、ネコを画像を思い出してみてください。

そして必要のないものはどんどん断っていきましょう！

しくみ化（自動化）する

これまで「見極める」「捨てる」ということを見てきました。

「見極め」、「捨てる」ことは難しいことではないとは言っても、やはりエネルギーを使うものです。

そこで大事なことなのは「しくみ化」するということです。

極端に言えば、「見極め」「捨てる」ことを無意識にできるようにしていくことですね・

以下の２つを実践していきましょう！

努力の削減

あなたを悩ます選択には必ず、不必要な要因が混じっているはずです。

「スケジュール」や「To Doリスト」をもう一度見直して見ましょう！

必ずあなたを忙しくしている「何か」があるはずです。

そして大抵の場合、その「何か」はやらなくて良いことであるはずです。

つまり、成果を生まない「何か」にあなたの時間、労力、そしてメンタルを使ってしまっているのです。

まずは、その「何か」を取り除いていきましょう！

成果を生まないことはやらない！これです！

習慣づくり

意識せずできるように習慣化していきましょう！

ルーティーン

多くの優秀な人たちは毎日がこのルーティーンだけをやっているそうです。

スーパーアスリートたちも、特別な何かを毎日やっている訳ではなく、同じことを、同じように、そして同じ時間帯で繰り返しているそうです。

だから大会や試合などの当日も特別なものではないんですね。

これは習慣化することによって、他のことに無駄なエネルギーを使わず、大事な時に集中できるようにしているんです。

脳のしくみで、同じことを繰り返すとそれを脳が記憶し始めるそうです。

脳に記憶されたものは、１回目や２回目と違い、多くのエネルギーを使わずに行動に移せるようになっているんですね。

トリガー　➡︎　行動　➡︎　報酬

行動には必ず、きっかけとなるものがあります。

これをトリガーと言います。

そして行動は、その結果得られる報酬（成果やメリット）のために行なっています。

つまり、得る報酬を決めるのはトリガーによるんですね。

例えば、睡眠時間を確保することを習慣にしたい場合を考えましょう！

もしあなたがベッドに入ってから１時間、スマホでSNSや動画を見てしまい、睡眠不足の悪い習慣があるとしたら、何を変えていけば良いでしょうか。

「スマホをベッドから遠いところに置く」がトリガーになりますよね。

それによって寝る時間が早まり、睡眠時間を確保する良い習慣が生まれる、という感じです。

トリガーを変えれば、習慣を良いものに変えていけるんですね！

まとめ

エッセンシャル思考。

極論としては「人生を振り返った時に、豊かな良い人生だった」と思えるようにする考え方であり方法です。

そのために、ものごとの本質をくみとり、見極め、不必要なものは捨て、必要不可欠なものだけに集中することです。

選択は誰かにコントロールされるものではなく、自分でするものです。

あなたが目指す素晴らしい生活、人生のためにぜひエッセンシャル思考を実践してみてください。

そして今回の参考文献『エッセンシャル思考　最小の時間で成果を最大にする』はとても勉強になる本です。

ぜひ読んでみて頂けたら嬉しいです。

それでは今回はこのあたりで！

ありがとうございました！！