GIVE &TAKE あなたはどのタイプ?〜今ビジネス界でギバーが成功者となる〜

ビジネス

こんにちは!みっちーです!

早速ですが質問です。

以下の3つのうち、仕事においてあなたはどれに当てはまりますか?

あなたはどのタイプ?
  1. 自分より相手の利益を考える
  2. 相手より自分の利益を考える
  3. 自分と相手の利益のバランスを考える

人間には大きく分けると上記3つのタイプがあると言われます。

今回は、この3つのタイプの詳細と、なぜビジネスで成功する人と、そうでない人が生まれるのか、その理由についてみていきたいます。

参考にさせて頂いた書籍は

『GIVE &TAKE〜「与える人」こそ成功する時代』です。

著者は「グーグル」や「IBM」などのコンサルティングをしていた組織心理学者のアダム・グラントさんです。

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ビジネス成功者はギバー

最初に結論を言いますと、ビジネスにおける成功者はギバーです。

ギバーとは、また先述した3つのタイプとは何かについて解説します。

あなたの職場や友達などに当てはめて考えてみるとわかりやすいですよ!

3つのタイプ

以下の3つのタイプです。

ギバー

これは最初の質問の1.に当てはまる「自分よりも相手の利益を考える」人です。

ギバーは常に与えることを考え、相手がどうすれば最も良い利益・結果を得られるかを考えて行動します。

利他的。性格的に優しい人が多い。

テイカー

これは最初の質問の2.に当てはまる「相手より自分の利益を考える」人です。

相手が不利益を被ったとしても、自分に良い結果や利益を最大限出すことを考え、行動します。

常に結果至上主義ですね。

利己的。性格的に強い人が多い。

マッチャー

これは最初の質問の3.に当てはまる「自分と相手の利益のバランスを考える」人です。

してくれたことに対して、やってあげる。

やってあげたことに対して、同等の見返りを期待する。

自分と相手の利益をバランスが取れるように調整します。

安定を求める人が多い。ビジネスマンでは一番多いかな。

あなたはどのタイプになりましたか?

割合では下記になります。

  • 「ギバー」・・・・・25%
  • 「テイカー」・・・・19%
  • 「マッチャー」・・・56%

なんとなくギブ&テイクの考え方が自分の中でもあって、ビジネスにおいては確かにマッチャーが多いようです。

営業の方などは取引先の方と交渉する機会も多いでしょう。

そんな時、どの考え方で折衝していますか。

【調査結果】成功者はどのタイプか

ある学生や、また企業のビジネスマンにおいて上記の3つのタイプのうち、どのタイプが成功者になるのか研究を行ったところ面白い結果が出たんですね。

あなたは3つのうち、どのタイプが成功でき、どのタイプが成功できないと思いますか?

まず最も成功できないのは、「ギバー」だったのです。

えー!ギバーが成功者じゃなの!?って思いますよね。

ギバーは相手の利益を優先して考えているので、自分のことが後回しになり良い結果を生み出すことができない傾向があるからです。

続いて成功できないのは「テイカー」でした。

テイカーはその時は良い結果を得ることができますが、長い目でみた時に結果が出なくなるのです。

その理由のヒントは先述しているのですが、マッチャーが邪魔をするからです。

え!?どういうこと?と思いますか?

マッチャーは相互の利益のバランスを調整します。

テイカーは自分が利益を得るためには相手に被害を加えることを気にしません。

しかしマッチャーは被害を受けたら、相手にも被害を与えます。バランス重視ですからね。

つまりマッチャーは、「やられたらやり返す」半沢直樹状態になりますので(倍返しはしないですが)、テイカーは逆にやられてしまうんですね。

じゃあ最も成功するのはマッチャーか!

と思いきや、実は最も成功するのも「ギバー」なんですね!

もうよう分からん!となるかもしれません。

実は「ギバー」には

「成功するギバー」「失敗するギバー」の2種類があるんです。

まとめますと、このようになります。

成功できる順位
  • 1位 成功するギバー
  • 2位 マッチャー
  • 3位 テイカー
  • 4位 失敗するギバー

私たちが成功するために目指すのは「成功ギバー」であり、「失敗ギバー」になってはいけません。

(人間は3つのタイプに分かれるって言ったじゃんと思われた方、すみません😅)

では「成功ギバー」と「失敗ギバー」何が違うのでしょうか?

一緒に見ていきましょう!!

「成功」と「失敗」の違い

「成功ギバー」となるためにはどのようにしたら良いのでしょうか。

そのためにも「成功ギバー」の特長を見ていきましょう!

成功ギバーの特長

「成功ギバー」となるには3つの特長があります。

  1. 達成型である
    これは自分が与えることによって相手を助けることができたと言う「達成感」を得られることです。逆にこの「達成感」が無いと与え続けるだけでは疲弊してしまい、燃え尽き症候群に陥ってしまい「失敗ギバー」の特長にもなります。
    また相手に与え、助けることによって自分にもメリットが得られるようにすることも「成功」のポイント。一見マッチャーとの違いが分かりにくく感じるかもしれませんが、マッチャーとの違いは、見返りを期待することではなく、してあげることで自分も幸せになれるといったようなメリットを感じられることです。


  2. 計画的である
    これも研究結果で判明していることですが、与えることは「分散させる」よりも「まとめてやる」ことが良い達成感を生みます。
    「一日良いこと1つ3週間やり続ける」よりも「毎週末2時間程度良いことを3週間やる」と言う方が達成感において良い結果が生まれるんですね。
    また、与える総時間を決めておくということも大切です。
    年間100時間程度がベスト。
    これ以上やり過ぎると先述した燃え尽き症候群にも繋がってしまうからですね。土日にボランティアで何かをするなどがちょうど良いでしょうか。


  3. 自主的である
    これもとても大事なポイントですね!
    他人から押し付けられた事では義務感を感じてしまいますので、「成功ギバー」は自主的に行っていることに特長があります。自分から「こうしたい・こうしてあげたい」という気持ちから生まれた行動が大切なんですね!

「失敗ギバー」は自分を犠牲にしてまで相手に時間も労力もメンタルも掛けてやってしまう傾向があります。つまり自己犠牲してまで相手に与えることを考えてしまうんですね。

ではなぜそうなると失敗するのか。燃え尽き症候群に陥ってしまうこともありますが、最も大きな要因は、テイカーに搾取されてしまうからです。

テイカーは常に自分の利益を考えているので、搾取できる相手を探しています。
そんなテイカーにとってギバーはちょうど良い獲物なんですね。
基本的にテイカーは優しい人ですので、その優しさに付け込んできます。

上記のような「成功ギバー」の特長をおさえずに与えることばかりを考えてしまうと「失敗ギバー」になってしまいます。

特長をしっかりとおさえて意識していきたいですね!

宿敵テイカーに対しては?

「成功ギバー」になるためにはポイントがあります。

もちろん交流を持つ人をギバーばかりにして生きていけば全てはうまくいきます。

しかし、先述したようにギバーは全体の25%しかいません。

ギバーとだけ付き合うのは現実的に難しいと言えるでしょう!

ならどうすれば良いのか?

「テイカー」を回避することです!

テイカーを見分ける方法

「成功ギバー」となっていくには宿敵テイカーを回避していくことが一番です。

そのために大事なスキルは「テイカーを見分けるスキル」です。

難しいのはテイカーは表情や人当たりでは見抜けないと言うことです。

テイカーには

「人当たりの悪いテイカー」(見分けやすい)と

「人当たりの良いテイカー」(見分けにくい)

がいるからですね。

でも大丈夫!問題となる「人当たりの良いテイカー」を見分ける3つのポイントがあるからです。

テイカーを見分ける3つのポイント

①写真の使い方
自社のカタログ、またインスタなどのSNSなどにおいて実際よりもかなり良くなるよう加工している。いわゆる奇跡の一枚を顔のアップで使用している。
自己PR感が強くテイカーの可能性高し。

②使う言葉
「私たち(We)」ではなく「私(I)」を多用する。
手柄を自分の部署やチームではなく自分のものとして説明する。
何かを説明するとき「私」を多用する人はテイカーの可能性高し。

「あなたが影響を与えた人は?」の質問への回答
自分より格上の人や有名な人、今スポットが当たっている人などをあげる。
例えば転職して成功した人などに対して「以前よく面倒を見てあげたんだ」などと言う。
ギバーは言わない。そんな人はテイカーの可能性高し。

みなさまの周りにも上記のような方はいますか?

もしかしたらテイカーかもしれません笑

このように「成功ギバー」になっていくためには、宿敵であるテイカーを回避していく必要がありますので、注意していきましょう!!

あなたも成功ギバーになれる

ここまで読んで頂いたあなたは例えばこう考えるかもしれません。

「私マッチャーな気がするけど「成功ギバー」になれるかしら」

結論から言いますと「成功ギバー」になれます。

大事なことは

『行動を変えれば、信念や動機はあとからついてくる』

ということです。

人は、自分が行っていることと、考えていることが違う時があります。

これを『認知的不協和』と言います。

しかし繰り返し行なっていくことで協和されていくんですね。

つまり、自分が幸せに感じるメリットを感じながら与えることを続け習慣化していくことで、信念や動機などのマインドもそれに合っていき、「成功ギバー」になっていけるということです。

まとめ

ビジネスにおいて成功するには「成功ギバー」を目指していくことが必要です。

そして、「成功ギバー」には行動を変えることで誰もがなれます。

もちろん、ビジネスとして成功していくことも大切ですが、やはり人間関係は相手も幸せに、自分も幸せになりたいものです。

「与える」行動は連鎖していくとも言われます。

「与えられた」人が今度は「与える」番となり行動していくんですね。

より幸せな環境で生活していくためにもみんなで「成功ギバー」を目指していきたいですね。

今回参考にさせて頂いた書籍『GIVE &TAKE〜「与える人」こそ成功する時代』に興味を持たれたらぜひ読んでみてください。

とっても面白い本です。

それでは今回はこのあたりで!

ありがとうございました!!

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