こんにちは!みっちーです!
目標に関してよくこんな質問をいただきます。
目標の設定した事がなくて…
どのように設定したら良いのでしょうか?
それでは今回は、新規増客と売上の目標をどのように考え、設定したら良いのかについてみていきましょう!
目標がなぜ必要なのか、また、どのような目標を設定したら良いのかに関しては下記の記事も併せてご覧ください。
売上目標の設定について〜売上は2本の柱でつくる〜
まずは「売上目標」の設定について考えていきます。
売上をつくる2本の柱
その前にサロンをつくるにあたってとても大事な売上の考え方を確認しましょう!
それは、
売上は「施術売上」と「化粧品販売売上」の2本の柱でつくる
ということです。
2本の柱?
私は施術のメニューを増やして施術売上を上げていきたいと思うのですが、なぜ化粧品販売売上も大事なんですか?
『サロン経営は施術収入で経費をまかない、化粧品販売収入で利益を出す』
これが大原則の考え方だからなんだよ!
利益(損益計算)について行うときに詳細は解説しますが、永続的な成功するサロンを作る為には利益をあげていかなければなりません。その上で売上をいかにして上げていくのかが大事ですが、利益を捉える上で一番大切な考え方は、
『施術収入で経費をまかない、化粧品販売収入で利益を出す』
これです✨
その為にも、経費をまかなえるだけの施術売上と、目指す収入に向けた化粧品販売売上が必要になる訳ですね😄
それに加えて、コロナ禍での自粛機会の増加など、何か有事の際、施術だけだと売上(利益)が減ってしまう。
実際に、化粧品販売の弱いお店は、このコロナ禍で大変苦労をされているんだ。
でも2本の柱があれば、一本が厳しくても、もう一本の売上の柱でお店はまわるよね!
コロナ禍というような想像もできなかった事態が起きたとき、サロン業界の状況は大きく二つに分かれました。
コロナを上手く乗り越え逆に発展したサロンと、コロナへの対応ができず、お店を休業、また、それによるお客様離れから、閉店、もしくは規模の縮小を余儀なくされてしまったサロン。
その違いの一つは、
『施術だけではなく、化粧品販売の強みをもっていたかどうか』
です。
コロナ禍ではもちろん美容業界も影響を受けました。
マスク生活の中でメイク商品、特にファンデーションやリップは大きく売上が減りました。
一方、スキンケアは伸びたんですね!
おうち時間が増え、お手入れをする時間を増やした女性が多くなった為です。この傾向は続いていきます。化粧品販売に強みを持つサロンを目指していきましょう!
「施術売上目標」
それでは施術売上目標について考えていきましょう!
先ほど説明しましたように、施術収入で経費をまかなうように目標を設定していきます。
従いまして、経費よりも施術での売上が大きくなければなりません。
まずは経費がいくらかかるのかを見積もりましょう。
例えば毎月の経費が15万円かかるとすれば、施術収入は15万円以上に設定する必要がありますね。
サロンのメニュー内容、及び、メニューの価格によって変わってきますが、例えば、一人あたりの施術料金が3,000円として計算してみましょう。
すると月間の施術回数の必要数値が出てきます。
150,000円÷3,000円=50回
毎月の経費が15万円のお店は、50回以上の施術をすることによって経費をまかなうことができる訳です。
月に25日営業だとすると一日あたり2名の施術人数になります。
ただし、サロンの立上げ時期(少なくとも3ヶ月間)はベッドがフル稼働していなければなりません。
2ベッド体制でしたら少なくとも1日にあたり平均5〜6回、月の施術回数は125回〜150回くらいは目指す必要があります。すると施術売上目標は375,000円〜450,000円となりますね!
経費(サロン立上げ時はプロモーション費や減価償却費などによって多く見積もりが必要です)、ベッド数、スタッフ人数などによって適正な施術回数を算出し、施術収入、施術売上目標を設定していきましょう😃
「化粧品販売売上目標」
続いて化粧品販売売上目標です😄
この化粧品販売の目標は「一人あたりの顧客単価×来店人数」で算出していきます。
これはサロンでの販売商品価格によっても変わってきますが、一般的な化粧品販売のお店の月単価は5,000円、経営が優良なサロンでは8,000円と言われます。
私たちは成功サロンを目指していきますので8,000円で考えてみましょう!
来店人数は施術回数÷来店率で算出することができます。
先ほど施術回数は125回〜150回で考えました。今回は125回で算出してみます。
125回の施術回数はありますが、月に複数回来ているお客様もいらっしゃいます。
改めて詳細はサロン状況のチェック(月次収益)の回でしますが、一人のお客様が月に何回来店するかの指標は「来店率」という指標で算出します(月間来店人数÷お客様総数)。
サロンの月の来店率は150%が指標です。
つまり、一人のお客様が月1.5回の来店があるということですね。
120回(施術)÷1.5回(来店回数)=83.3名(来店人数)
83名(来店人数)×8,000円(顧客単価)=664,000円(化粧品販売売上)
このようにして化粧品販売売上を設定することができました!
「新規増客目標」
化粧品販売の必要性も、2つの柱の目標の設定の仕方もわかりました!
次は何の目標を設定したら良いのでしょうか?
最も大切な新しいお客様作りの目標!
新規増客目標を立てることだよ!
新規増客目標を立て方のポイントは何ですか?
サロンの立上げは3ヶ月の短期集中でやってくのがポイント!
3ヶ月間でサロンが上手く軌道に乗り、売上目標を達成するには何人のお客様を作る必要があるかを考え設定していこう!
サロン立上げ計画については下記の記事を参照ください😊
大事なことは3ヶ月という短期間で集中してお客様を作り、サロンを軌道に乗せるということです✨
はじめてサロンを経営する方はお客様が0名の状態からのスタートとなります。
あるいは、暖簾分けで独立して持ち出しのお客様がいらっしゃる方もいるかもしれません。
先程設定しました売上目標をベースに考えていきます😀
そこでは必要な経費をもとに施術回数を決め、1.5回の来店率をもとに来店人数を設定しました。
この設定した来店人数は必要最低限なお客様数と考えます。
もちろん、途中で通うのをやめてしまうお客様、また来店が月1回、またはそれ以下のお客様もいらっしゃいますので、それ以上の数を設定しましょう!
例えば、
このように考えてみましょう!
これが3ヶ月の立上げ期間に作るお客様、新規増客目標数の設定の仕方です😁
「利益目標」と「経費目標」について
この二つの目標に関しては「損益計算」で記事で解説していますので、併せてご覧ください。
売上目標、増客目標の設定の仕方ができれば、利益目標もスムーズに設定できます😄
まとめ
いかがでしたでしょうか😁
サロンを立上げ経営していくにあたり、とても大切な目標の設定、特に売上目標と新規増客目標について皆様と見てきました!
今回の内容で行ったのは、必要な考え方に一般的な想定数値を当てはめて計算をしていますので、皆様の目指すサロンや環境によって変わってくるかと思います。
どのように設定したら良いか分からない方の参考になれば嬉しいです😄
それでは今回はこのあたりで!
本日もありがとうございました!!
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